身体操作教室やってみた(寝転んでみる、立ち上がってみる)

身体操作教室やってみた(寝転んでみる、立ち上がってみる)

こんにちは!ゆきコーチです!

6月から新たな教室として誕生した身体操作教室

まだまだ「なにをするの?なんのための教室なの?」と疑問も多いかと思いますので、第一回目の様子をお届けしたいと思います(´m`)

まずは「まっすぐ寝転がってみよう」

自分の感覚での「まっすぐ」は本当にまっすぐになっているだろうか?

写真を撮って、「まっすぐじゃないね」を確認して、どこをどうしたらまっすぐなのかを自分で見て、やってみる。そして「これがまっすぐかぁ。ちょっと変な感じする」とか「ほんとにこれで真っ直ぐなの?」を感じてみる、という経験をしました。

身体をまっすぐにできる=自分の中心軸(身体の縦のライン)を把握しているということです。
これができていると、動きの出発点や修正点が明確になるため、動作が安定して、無駄が減ります。

運動指導をするとき、「右にちょっと傾きながら〜」とか「重心は上に持ち上げて」などと指導することがありますが、これもそもそもの自分のまっすぐの軸の基準がわかっていないと、ちゃんと指示を受けとることができません。

また、自分の体がどこにあって、どのくらいねじれているか・傾いているかを感じ取れないと、知らず知らずのうちに無理な動き方をしてしまう、というのは大人も子どもも同じ。保護者の皆さまも、腰が痛い、膝が痛い、など気になる場合は自分の「まっすぐ」を確認してみると良いかもしれません。

次に、足を前後に開いてみて、前の足も後ろの足も、つま先・かかとを真っ直ぐに向けようとしてみます。

簡単にできる子もいますが、あれ?後ろの足がどうしてもまっすぐできない、という子もいます。

ここで大事なのは、できるならOK!ではないということ。

自分がまっすぐできる子でも、じゃあまっすぐできない子がなんでまっすぐできないのか?

何をどうすればいいのか?これがわかっていないと、全然意味がありません。

「意識的に」まっすぐできる。を目指して、「なんでだろう?まっすぐできる場合とできない場合でどこが違うんだ?」を子どもたちは一生懸命考えながら、動いてみて、確認してみて、というのを繰り返しました。

できない原因を考えて、実際に変えてみる。うまくいくかどうか確かめながら、コツをさぐる。

この習慣で子どもたちのいろんな面での成長スピードがかなり加速するとゆきコーチは思っています(^^)

ちなみにみなさんはこの写真の女の子のどこを動かせば後ろの足がまっすぐできるか、わかりますか?

この子の左足を持って、力任せに捻ってもまっすぐにはなりません。

でも、ある部分をスッと動かすと、足が勝手に前に向きますよ♪

ぜひお家でお子さんと一緒にやってみてくださいね!

次は動きの効率について考えてみる時間です。

手足をまっすぐに伸ばしてうつ伏せになり、GO!の合図で素早く立ち上がる、という動作。

足のつま先が寝ているときと、立っている時とでは、どっちが素早く立ち上がれるでしょうか?

つま先次第で動きはどう変わるでしょうか?

2つの動きをスローモーションでやってみながら「何が違う?」を分析してもらいました。

実際に自分でやってみると分かるかと思いますが、つま先次第で立ち上がるまでの動きのプロセスが変わってきます。

これ、最初から「素早く立ち上がるためにつま先は立ててね!」とだけ指導されているのと、自分で「なぜ?なんのために?」をやってみて「ほんとだ!」を実感しているのとでは、効率よく動くことの意味の受け取り方が全然ちがうと思います。

また、なにか新しい動きを習得しようとしている時に、うまくできない、なんでだ?!を考えようという場合に、こういうちょっとした体の使い方体の部位の向きなどに注目して考えられるかどうかは大切!

ちょっとした違いに注目し、意識的に体を動かすというのを癖づけてほしいと思います。

最後に紹介したいのは「骨盤を動かす感覚」を知るための動きです。

足の上にタオルを乗せ、落とさないようにうつ伏せ、仰向けを繰り返してみましょう。

骨盤から動ける場合は簡単にできますが、骨盤が動かない場合は難しい動きです。

体が硬い・やわらいではなく、骨盤が動く・動かないの違いです。

骨盤は、上半身(背骨・肋骨)と下半身(足)をつなぐ ハブ(中心) のような役割。
ここが固まっていると、どちらにも上手く動きが伝わらない=ぎこちない動きになってしまいます。

例えるなら、「体の真ん中にあるハンドル(骨盤)が動くと、タイヤ(腕や脚)がまわる」という感じでしょうか。

骨盤の傾きや動きは、背中の反り・お腹の力の入り方・足の出し方などにすぐ影響します。
つまり、正しい姿勢や効率のいい動作の土台になるのです。

走る時、骨盤が後ろに傾いていると、背中が丸まり、足が前に出にくくなります。

投げる時や蹴るときも、上半身のねじりと骨盤の回旋が連動していないと、腕だけ・足だけで頑張ってしまい、動きが弱くなったり、肩や足を痛めてしまったりします。

「骨盤から動かす」「骨盤を意識して動作する」をできるようにして、動きがスムーズに、動きを力強くしていけたらと思っています。

さて今回は第一回目の身体操作教室を一部ご紹介してみましたが、いかがでしたか?

そうなんだ!知らなかった!と思うことが1つでもあった方は、ぜひ身体操作教室に参加してみてくださいね(*´艸`)

※6月はすでに身体操作教室のご予約が満員となっていますが、7月以降も引き続き開催予定ですのでお楽しみに!