教室の動画を撮ること、続けるか迷っていました・・

教室の動画を撮ること、続けるか迷っていました・・

みなさまこんにちは!

夏休みから始めた、ブログや動画での教室の様子共有ですが、ここしばらく更新をお休みしていました。
というのも、実は・・この共有方法を続けるかどうか迷っていたからです。

動画をお届けするようになってから、保護者の方から喜びの声をいただくと同時に、それと同じくらい
「跳び箱を跳べているこの子は何歳ですか?」
「同じ歳の子はできているのに、うちの子はまだできていなくて…」
というご相談をいただくことが増えてきました。


できている、できていない、ではなく、「こんな雰囲気でやってるよ〜」とか「こんなことにチャレンジしてるよ!」っていうのをお届けしたかったのですが、動画ではどうしても他の子と比べながら見てしまう部分はあるようで😔

もちろん、心配する気持ちはすごくよく分かります!

今回のブログでは「そうじゃない!」ということをちゃんとお伝えしたく、それと共にこの運動教室は「体操教室ではない」ということを改めてお伝えできればと思います。


土台があれば、技はあとからついてくるから、大丈夫!

大事なのは練習ではなく遊びです!

例えば私の甥っ子。
2〜4歳の頃、一緒に住んでいた時期がありました。鉄棒や跳び箱なんてやったことはなかったけど、毎日たのしく体を使う遊びをたくさんしていました。

・寝転んでいる私の背中の上を平均台みたいに歩いたり
・お散歩しながら手をつないでケンケンしたり
・甘えてきたら抱っこしてクルクル回ったり

そんなふうにいろんなふれあい遊びをしたり、公園にもたくさん行ったりする中で、日常的に自然と筋力や体の使い方、回転感覚などがしっかり育っていたんです。

初めて鉄棒や跳び箱に出会ったのは、年長さんになって私がひみつきちをつくってからですが…どれもすぐに難なくできるようになりました。逆上がりも、なにも教えていないのに見本だけ見てすぐに出来ていました。

「運動神経がいい」って、何の技をどれくらいできるかじゃなく、土台がしっかりしていて、ちょっと練習したらすぐできる「体が器用な状態」にあることなんだと思います。

だからこそ私は、技を習得させるための「体操教室」ではなく、“あそび”をベースにした「運動教室」にしています(^^)

※ちなみに運動神経は遺伝で決まるのではなく、運動経験によって育まれるものなので、いろんな遊びの中でいろんな体の使い方を経験することが大事です!


チャレンジのタイミングは、その子のペースで

先日のサーキットクラスでも素敵な瞬間がありました。
ずっと鉄棒の前回りを「やりたくない(こわい)」と言っていた女の子が、ついに「やってみる!」とチャレンジしたんです。

2か月くらい、サーキットに参加するたびに他の子が鉄棒で楽しそうに回っているのをじっと見ていた彼女。
・簡単そうに勢いよく回っている子もいる

・でも、ゆっくり慎重に回っている子もいる
・先生に支えてもらっている子もいる
・自分より小さい子もできている

そんな姿を見ながら、自分の中でいろいろ考えていたんだと思います。
そして「わたしもできるかも」と思えたのがその日。

ゆっくり、サポートつきでチャレンジ → 何回かやって → ついに自分一人で回れるように!
終わったあと、満面の笑顔でした😊

大切なのは「◯歳だからできなきゃダメ」じゃなくて、その子が「やってみたい!」と思ったタイミングを待ってあげること。
土台さえしっかり育っていれば、その瞬間にちゃんとできるようになります。


だから焦らなくて大丈夫

もちろん教室では技に特化してチャレンジできる機会(鉄棒教室、跳び箱教室、リクエスト予約など)も設けていますが、普段のサーキットやチャレンジカードの枠のメインはあくまでも「土台づくりのための遊び」。
楽しく体を動かしながら、筋力や感覚を育てることを一番大事にしています。

だから、動画を見て「うちの子も◯歳だから同じように!」と思う必要はありません。
“まだできない”は“これからできる”という伸びしろです。


動画のこれからについて

更新を迷っていた期間中、ブログや動画のUPを楽しみにしてくださる声もたくさんいただきました。
なのでこれからも続けていきます✨

ただし…

あくまでも「今日も楽しかったよ!」「どんなことしたの?」をお子さまと共有するためのものとして見ていただけたらと思います。

また、毎回すべてのクラスを撮っているわけではなく、「今日はこのクラスの1コマ」と決めて撮っていますので、参加したら必ず動画があるわけではありません。「あればラッキー!」くらいに思っていただけると嬉しいです😆

これからも、教室の雰囲気や子どもたちの頑張りを楽しくお届けしていきますね!

教室の様子【動画】はこちら↓

※限定公開のため、こちらのURLからのみ閲覧できます。(一般には公開されていませんので、検索では出てきません)