ピント合わせを見直した日(キリが悪くても、終了時間はきっちり守る)

ピント合わせを見直した日(キリが悪くても、終了時間はきっちり守る)

あれ・・・?おかしいな・・・

15時って聞いているけど・・・・

時すでに15:30

校門の前に立ち尽くす私。

1分に一度、時計を眺めては首を捻る。

何かの間違いなのだろうか?

ふと顔を上げて周りを見ると、同じように時計を眺めている人がちらほら。

どうやらこの人たちも待っているようだ。

15時下校のはずの、子どもたちを。

私はその日、15時〜17時で公園遊びの依頼を受けていました。

いつもなら、15時10分。遅くても15時15分には、子どもたちは校門に出てきます。

でも、その日は出てこなくて。

帰りの会が、長引いたらしい。

結局のところ、子どもをピックアップできたのは15時40分でした。

15時下校と聞いていたら、当たり前のように

「まあ15時10分か15分だな」と思っていた私ですが。

流石に40分となると、「おや・・・?」という疑問が生まれました。

「本来は、15時なんだよね??」って。

いつも10分はかかることが当たり前になっていたから気にしていなかったんだけど、この日この時、改めて「本来は15:00下校である」ということを意識したんですね。

どういうことかと言うと。

本来の下校時間である15時に、ちゃんと15時に、子どもたちが校門をくぐれていたなら。

予約通りに2時間たっぷり、公園で遊べていたはずなのに、という事です。

それが、40分遅れて出てきたことによって、子どもの遊べる時間は40分も、削られてしまった。

たとえいつも通り10分・15分で出てきたとしても、それでもやっぱり、10分・15分は削られているという事です。

子どもには子どもの、予定がある。スケジュールがある。

習い事がある子だって多いだろうし、帰って○時までに宿題をして、それからゲームするぞ!って、計画していた子もいるかもしれない。

それに、子どもを待っている親御さんにだって、予定がある。スケジュールがある。

もしかしたら、15時半までに弟や妹を迎えに行かないといけなかったかもしれないし、この40分があれば買い物だって済ませられたはずなのだ。

で、で、でもね。

ここで、気がついちゃったんですね・・・・

人のふり見て我がふり直せ

自分自身はどうなんだい?と。

他人の行いを批判する前に、まず自分のことを省みよ。

うっす!押忍っ!

これがね〜・・・なんということか・・・

やっちゃってるじゃん、自分。

やっちゃってるんですよ、自分。

5分。10分。それくらいは遅れて子どもを帰すこと、あるなぁ・・・あるんだよなぁ・・・

だってだって・・・キリが良いところまで、遊ばせてあげたいんだもん。。

あと一回ね!って声かけしても、その一回がどう見ても微妙な感じに終わっちゃったら、「まぁまぁまぁ、あと、もう一回だけ!!」って、やらせてあげたくなっちゃうんだもん。。

でもこれって、目の前のことしか、見えてなかった。

子どもを楽しませたい、ということにピントを合わせて、その後ろの親御さんとか、スケジュールとか、ボヤンボやんにボケ、ボケのスケ。

目の前の笑顔だけバッチリ写って、周りボヤボヤのポートレート。

ええ写真だ〜〜。今日も子どもたち楽しそうだったなぁ〜〜なんて。

のんきに浸っている場合ではござらんかった。

あかんぞあかんぞそんなことでは!!と我がふり直すきっかけとなった日なのでした。

キリが良いところまで。もうちょっとだけ。

この誘惑に負けないためにも、常に視界は良好を保ち、子どもたちの背景まで、しっかりと視野に入れておきたいと思います。