6月中旬に秘密基地のお引越しを控えている。
今の秘密基地は2部屋に分かれていて、1部屋は子どもたちの運動のための秘密基地。
もう1部屋は公開したことはないですが、自分専用の秘密基地となっています。
大人の秘密基地というか、なんというか、こうしてブログを書いたりするときに集中するための部屋で、要するに事務所というか、書斎というか、そんなところ。
この部屋には机・ソファー・プリンター、そして電子ピアノしか置いて無いので、お引越しなんてちょちょいのちょい。
引越し業者を使うまでもなく、自分の軽バン1往復で運びきれてしまうくらいの物しかありません。
だがしかし!!
一つ懸念があるとすれば・・・・・
本です。大量の本。
本って運ぶの重たいし。。でも、読書好きとしてどうしても捨てられない。。
捨てられないとは言え、それでも厳選はしよう、ということで、最近はのんびりと本の整理に勤しんでいるわけです。
さて、前置きが長くなりましたが。
本の厳選をしている中で、「あ。」と手に取り、ページをパラパラしていて手が止まったものがありました。
砲丸投げの選手は、毎日投げる練習ばかりしているわけではない。それでは同じ部分の筋肉しか鍛えられないからだ。
「本は10冊同時に読め!」成毛眞
運動の本ではありません。
「読書をするときは1冊ずつ読み切るのではなく、10冊同時に併読した方が良い」ということが書いてある本です。
その中に出てきたこの文章。
私は本を読む時は、同時にいろんな本を読んでしまうと頭がごちゃごちゃしそうだから、と思って1冊ずつ読んでいました。
本のタイトルを見た時には、「10冊同時に、と言われてもなぁ___」と思っていましたが、この文章を読んだ瞬間、ハッとしました。
運動でもそうじゃん、と。
子どものうちはとくに、サッカーとか野球とか、一種目だけに絞って運動するよりも、投げる・蹴る・捕る・走る・打つなどいろんな動きを経験した方がいいです。
運動能力の差=(イコール)運動経験の差
どの動きも結局のところ体の使い方、という点では共通していることが多いので、打つことが上手になりたいときに、ちょっと遠回りして「まずは蹴ることから」とやったとしても効果は出ます。
打つことばかり1時間練習するよりも、5分毎、10分毎に動きの種類を変えていく方が、子どもたちは飽きずに集中して楽しめるし、総合的に運動の土台が作りやすいです。
で、これの読書バージョンのことが本に書いてあったのでびっくりしたわけです。
5分10分集中して読んだら、違う本に手を出してまた5分10分読めば良い、と。
それに、読んでみてなんとなく自分に合わなければ、無理に読み切らずに一旦違う本を読み、いつかまたその本に戻ってみるのも有りだと。
異なるジャンルの本を並行して読むことで、ベクトルの全く異なる情報を組み合わせてアイデアが生まれていくのだ、とのことでした。
わくわく公園あそびでやっているチャレンジカードも、まったく同じです。
子どもたちが自分でカードを選び、やってみて、面白いと思えば自然と集中して練習するし、自分にはまだ難しいなと思えば、別のカードに切り替えていい。
できるようになるまで無理に頑張る必要はないから、いろんなカードをちょこちょことやっていって、でも時々はその飛ばしたカードに戻ってきてチャレンジしてみてほしい。
それはつまり、異なる動きを並行して経験していくことで、いろんな体の使い方を自分なりに組み合わせて動けるようになるからである。
読書と運動にはこんな共通点があったのか・・・と面白い発見だったし、これって読書と運動に限らず、いろんなことに応用できるなと勉強になりました。
はて、、整理するだけのつもりが、こうやってぼーーーーっと考え込んで手が止まってしまうことを繰り返していて、全然本が減りません。
お引越しまでに間に合うのだろうか・・・・( ´Д`)y