この日は降ったり止んだりの微妙な雨。
いつも通り公園で開催することもできなくはないお天気でしたが、サッカー経験全くゼロ、初めての参加という子が2人いたので、いさぎよく室内で開催することにしました!
だって、はじめてのサッカーで、上手にできないかも・・ついていけるかな・・?と不安な中で参加するのに、地面べちょべちょ、ころんで泥んこまみれ・・なんてことになったらかわいそうですよね( ; ; )
その日のメンバーに合わせて、会場やメニューを工夫しやすいのも、少人数制の良いところです♪
さて、この日の最初のメニューはこちら!
落ちてくる風船に、走り込んでキック!!
子どもたちにとって、「風船」というのは無条件にわくわくを誘うアイテム。
ゆ〜っくり落ちてくる風船に足をジャストミートさせるために、子どもたちは風船(ボール)をよく見て、歩幅を合わせるよう自然と意識します。
ボールを蹴るためには、ただただ突っ走ってくれば良いというものではない、ということを楽しみながら体で理解していました(^^)
お次は「インサイドキック」の練習。
サッカーでパスを出すときの基本の蹴り方です。
2人ずつに分け、正しいフォームを丁寧に指導しました。
サッカースクールやチームに入ると、この一番基本の基本のところを、ひとりひとり丁寧に教えてもらえることはほとんどありません。。
練習時間の中にはもちろんパスやキックのメニューも組み込まれていますが、それはあくまでも全体練習。
ひとりずつ「ちょっとおいで。」と手取り足取り教えてもらえることはほとんどなく、自主練でできるようになってきてね、というのが暗黙の了解になっているのです。
なので、いつかスクールやチームへと飛び立っていくであろうこの単発教室参加の子たちには、今のうちにゆきコーチがみっちり指導しておきます!
2人ずつ交代しながらの練習だったので、待ちとなるもう片方の2人は風船でリフティングにチャレンジしていました!
お次は練習したインサイドキックを使って、シュートゲーム。
黄色いマトに当てることができたら3ポイント!
青いマットに当てることができたら1ポイント。
黄色いマトに当たったときに、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ子どもたちが可愛いのなんの(´m`)
ドリブル(足でボールを運ぶ)練習も頑張りました!
靴を履いていない、素足の状態でボールをコントロールしようとすることで、足のどこでボールを触ればコントロールしやすいのか、というところに意識を向けやすくなります。
「親指・・小指・・小指・・親指・・」
ぶつぶつと呟きながら、慎重に、真剣に、ボールを運ぼうとする子どもたち。
「ボールが勝手に逃げていくよ〜!」
「ボールが全然言うこと聞いてくれない〜」
足でボールをコントロールするなんて、1日2日でそう簡単にできるようになるものではありません。
ちょっとずつボールとお友達になっていきましょう。
最後はお待ちかねのミニゲーム(試合や勝負)の時間。
サッカー大好きな子からしたら「待ってました!」と言わんばかりのお楽しみタイムですが、はじめてサッカーをする子たちにとっては「勝てるわけないもん」「どうせ下手だから::」とネガティブな言葉が漏れる時間でもあります。
でもね。
サッカーはじめたばかりの子が「上手にやろう」なんて無理な話。
ドリブルでゴールに向かうとか、点を取るとか、そんな華麗な姿を期待してはいけません。
サッカーから帰ってきた子どもに「今日は点とった?」なんて聞いてはいけません。
ただ、そんなサッカーはじめたての子でも、絶対にできることが一つある。
それは、相手の持っているボールを追いかけることです。
まずはそこを全力で頑張ることが、サッカーを好きになる第一歩!
絶対に勝てないと思ってる相手を追いかけ回して、ちょっとでもボールを触ることができたとき、こどもたちがどれほどの達成感や充実感を味わえるか、ゆきコーチは知っています。
初心者か、そうでないか、の差があれど、県代表のような子が相手でない限り、ボールを持っていない子が本気で追いかけ回したときにその闘いはほとんど互角になります。
追いかけ回して、追いかけ回して、そうしているうちにちょっとずつボールを触れることが増えてきて、最初はただキックするだけだったのが、自信とともにドリブルしようとするようになり___
そうやって少しずつ少しずつ、ミニゲーム(勝負や試合)の時間を楽しめるようになっていきます。
サッカーから子どもたちが帰ってきたら、「どうだった?」「点取れた?」ではなく、「今日もたくさんボール追いかけた?がんばったね!」と声をかけてあげてくださいね(*´pq`)
その日の様子をまとめた動画はコチラ↓
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