8月から毎週土曜日に開催している、すばしっこさUP鬼ごっこ教室
年齢も、走る速さも、バラバラの子どもたちが集まっていますが、一人一人がそれぞれ自分のMAX値で頑張り、楽しんでくれています(´m`)
どんなことをしているか?と聞かれれば、アンサーとしてはもっぱら「鬼ごっこをしています」なのですが、子どもたちが飽きないようにやり方はいろいろ変えつつ、全員が楽しめるようにルールや道具も工夫していますので、その中でこどもたちの何が伸びているのか、というところを少し解説できたらと思います!
まずは、ウォーミングアップも兼ねて、風船爆弾おにごっこから。
みんなで楽しい鬼ごっこの時間にするぞ〜♪という雰囲気づくりのために、鬼はゆきコーチが担当し、バランスよく全員を追いかけながら盛り上げていきます。
風船の動きはゆっくりなので、追いつかれてもフワッと飛んでくる風船を避けることさえできれば逃げ切ることができる、というところが、走ることに自信のない子でも安心して楽しめる要素になっています。
お次は「ラダー」と呼ばれるアジリティトレーニングです。
サッカー、バスケ、野球、テニス、陸上など、どのスポーツでも取り入れられているトレーニングで、アスリート選手もこのトレーニングは欠かせません。
アジリティなんて難しい名前ですが、要するに「素早く動けるようになるトレーニング」です。
足を細かく動かすこと、リズミカルに動くこと、体の重心をぶらさないこと、などなどいろんな意味のあるトレーニングですが、子どもたちには「難しく考えず、とにかく足を速く動かせればOK!」というふうに伝えています。
1VS1でのしっぽ取りゲームは、「逃げる人」はとにかく逃げる!「追いかける人」はとにかく追いかける!と役割を明確にしてあることで、どっちか一つのことに集中することができます。普通の鬼ごっこでは、タッチされたら役割が交代する、というのが頭のどこか片隅にあるので、どちらかだけにガッツリ集中していることは少ないはず。「全力で逃げる」か「全力で追いかける」のどちらかだけに振り切ることができ、子どもたちの表情は真剣そのもの。120%の全力を出すことができるやり方です。
今度は、1VS1の鬼ごっこに、障害物となるものを置いてみました。
自分と相手との間にあるものを利用して逃げる、という駆け引きが生まれます。
また、右、左、と細かく相手を揺さぶるという動きも出てきて、今までには見られなかったような新たなステップワークを自然と身につけることができます。
ネットを挟んでいない対面勝負のスポーツには、相手を左右に揺さぶるフェイントの動きが必須。
みんなまっすぐ前に走ることは得意でも、左右に方向転換をしながら連続的に動くことは苦手な子が多いため、こういう遊びで体が勝手に覚えていると、いざスポーツを始めるときに大きなリードとなるはずです。
そして最終的には、4人全員で一緒に鬼ごっこ。
障害物を置いて、子どもたちのさらに細かなステップワークを引き出していきます。
また、普通なら「今はこの子が鬼」というのをわかりやすくするために、手になにかを持たせたり、色のついたゼッケンを着せたりするのですが、ここではあえてそれをせず、ぱっと見だれが鬼なのかをわからないようにしてあります。
近年おにごっこは「ぶつかって怪我するから危ない」と園や学校で先生たちが避けがちな遊びになっていますが、こういうぶつかりそうな遊びをしていないから、子どもたちの危険察知能力が低下していたり、周りを見ずに道路へ飛び出してしまう子がいたり、ということが増えているのです。
「ぶつからないように周り見て動くんだよ〜」と注意を促すよりも、「見てないとオニ見失うからね〜」の方が効果は絶大。
こういう遊びの中で、「常に前だけでなく周りも見ながら動く」「危ない!と思ったら、急停止する」という能力を身につけておくことが、「自分の身は自分で守りながら生きていく」ためにも大事だとゆきコーチは考えています。
運動能力を上げておくことは、危険から身を守ることにもつながりますからね!
さて、ここに書いた以外にも、いろんなトレーニングや鬼ごっこの種類があるのですが、それはまた次回参加するときのお楽しみ(´m`)
次回以降のご予約はコチラから↓