年齢や経験の違いを越えて(8/9ボールあそび教室の様子)

年齢や経験の違いを越えて(8/9ボールあそび教室の様子)

今回は「ボールの動きに慣れる」あそびをテーマに、いろんな丸いものを使って楽しく体を動かしました✨
風船やおてだま、よく跳ねるボール、マシュマロみたいに柔らかいボールなど、大きさも動き方もぜんぶ違うボールたちと60分たっぷりあそびました。

やったことはこんな感じ👇

  • 風船リフティング
  • 風船リフティングしながら平均台わたり
  • 風船を遠くに投げてキャッチ
  • 跳ねるボールのキャッチ
  • 狙いを定めて投げる練習
  • ドッジボール

前半は風船を使った空間把握あそび、後半はキャッチや投げる動きを鍛えるボールあそびと、盛りだくさんの内容です💪


両手でもOK!できたことを認める大切さ

平均台を渡りながらの風船リフティングでは、幼児さんが両手で風船を挟むように進んでいました。
それを見た小学生が「両手で持ったらダメだよ!片手じゃないとずるいよ!」と声をかける場面が。

でもこれはズルをしているわけじゃなく、「片手は難しいけど、こうしたらできる!」と、幼児さんが自分なりに工夫して頑張っている証拠。
子どもたちには、「今この子にとっては、このやり方がこの子なりの頑張りなんだ。まずは両手でできたことを認めてあげて、みんなで見守っていこう。みんなのやっているのを見て、自分で片手でやってみようって思える時がくるから大丈夫だよ」と伝えました😊


年齢や経験の違いを越えて

室内の〇〇教室(鉄棒やマット教室、ボールあそび教室など)は、基本的にはチャレンジクラスの子の枠ですが、サーキットクラスからも4歳以上の子が1人参加できるようにしてあります。

それは、サーキットクラスの子のチャレンジの場というのももちろんありますが、それだけでなく、こういった場面をみんなで経験しながら、豊かな心を育んでいってほしいと思っているからという理由もあります。
いろんな年齢の子、いろんな経験値の子と一緒に活動をしていくことで、子どもたちの心はどんどん温かさを広げると私は思っていて、運動が得意になることよりもむしろ、そういった心の部分を大切に育んでいきたい、という想いがあります。

運動が苦手な子が運動嫌いになってしまうのは、運動が得意な側の子たちから受け入れてもらえずに悲しい・寂しい思いをしてしまうことが多いからではないでしょうか。

一人一人の個性や能力を認めることのできる心、その上で、じゃあこうしよう!とみんなで楽しめるようなルールや道具を工夫してみる、とか。そういったことをみんなができるようになれば、運動が得意でも苦手でもどっちでも楽しめるはず。

できないからやらない、ではなく、自分なりに頑張る力🌱

お互いのできることできないことをしっかり認め合い、柔軟に状況を受け入れて一緒に楽しめる力。

トゲトゲしないで相手を思いやり、自分にできることはないかな、何か助けてあげられないかなと考えて行動するその心。

運動を通して、子どもたちにそういった私の大切にしてることを伝えていきたいと思っています。


子どもたちの素直さに感動✨

サーキットクラスの子にどんなふうに声をかけているのか、私の声かけを子どもたちはすごくよく見ているし、聞いています。「ずるいよ!」とトゲトゲしていた子も、他の小学生たちも、そっか、サーキットクラスから来ているのか、とすぐに切り替えて、「並ぶときはこうだよ」と教えてあげたり、「コーチにボールを渡すときは強く投げないようにね」と優しく声をかけたりする姿が見られました。

こどもたちのそんな素直な姿勢が本当に素敵です。私も子どもたちの鏡となっていることを常に忘れないように、常にぽかぽかの心でいたいと思います(´m`)

教室の様子【動画】はこちら↓

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